航空券を購入するうえで
飛行機を利用して旅行に行く時は、何気なく航空券を購入しています。
値段は見ているものの、それがどのような航空券かは余り気にしていない人が多いのではないでしょうか。
航空券にも種類があり、その種類によってサービスなどが違い、後から後悔している人を時々見かけることがあります。
こんなことにならないように、航空券の種類やサービスを理解したうえで購入したら自分が納得のいく航空券を購入することができます。
これでは、航空券にはどのような種類があるのか解説していきます。
航空券の種類
航空券の種類は4種類あり、それぞれどのような特徴があるのかを知っておきましょう。
正規航空券
正規航空券はノーマル航空券とも呼ばれ、時期・季節による料金変動がなく最も割高となってしまいますが、その分、予約の変更が可能、経路の変更ができる、航空会社の変更ができたりと自由度が高いというのが特徴です。
有効期限も1年と他の航空券と比べると最も長い期間であり、キャンセル時にも料金の払い戻しがされますので突発的な変更がありそうな場合は正規航空券を購入しておくのが安全です。
PEX(ペックス)航空券
PEX航空券とは、正規割引航空券のことを指し、旅行会社や航空会社で購入することができる正規割引運賃の航空券になります。
価格はどこで購入しても決まった金額で販売されており、座席指定やマイル加算も100%~70%と加算されるます。
ただし、予約及び発券の期日に期限があり、基本的には予約後数日で発券と決済はクレジットカードのみとなります。
予約の変更や経路の変更はできないほか、別途旅行業務取扱料金として3,240円がかかり、この料金はキャンセルした場合は返金の対象外となりますので注意が必要になります。
格安航空券
最も人気がある航空券で、インターネットで航空券を調べる時は、格安航空券と入力して調べる方が多いのではないでしょうか。
格安航空券は、旅行会社が売りさばけなかった航空券を団体割引用として旅行会社に下ろしたものが格安航空券として販売されています。
旅行会社としては、空席にしておいては利益がでませんので、値段を下げることで少しでも客を得ようとしていることから安値で購入することができます。
安い分、マイルが50%~0%と低く、更に、日程を変更する場合は手数料がかかり割高で座席指定もできません。又、キャンセル時には旅行会社所定の手数料がかかるなど自由度がない航空券です。
LCC正規航空券
LCC航空券とは、ローコストキャリアのことを指し、分かり易く言えば格安航空会社の航空券になります。
LCCは、国際航空運送協会IATAに加盟せずに独自のサービスでコストを大幅に削減していますので、安い航空券を発券することができます。
キャンセル時は、キャンセル料100%、つまり1円も戻ってこない場合やそれに近いキャンセル料が発生しますので、予定が変更になる可能性がある場合は、この航空券は不向きになります。
片道で短い路線の航空券が多いのが特徴です。
航空券の特徴
どの航空券を選べばよいのか?
航空券には、4種類ありそれぞれの特徴が分かった所で、どの航空券を購入すれば良いかです。
料金だけ見れば、正規航空券>PEX航空券>格安航空券>LCC航空券となりますが、個人的な意見としましては、PEX航空券か格安航空券以外は購入しない方が良いでしょう。
正規航空券は、金額が高く旅行もそうそうキャンセルすることはありませんので購入するメリットはありません。
その反面、LCCの場合は料金は安く済みますが、万が一予定が変更になった場合は、返金されない恐れがありますのでそういったリスクを踏まえて、PEX航空券か格安航空券をおすすめします。
そして、この2つの航空券を時期により使い分けるのがポイントです。
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどの繁忙期には、格安航空券の値段は余り下がらない傾向があり、PEX航空券よりも割高になってしまいます。
このことから、繁忙期にはPEX航空券を購入して、それ以外であれば格安航空券を購入するのがお得になります。
更に、PEX航空券には早割がありますので、旅行することが決まったら早めに予約しておくことで、安く航空券を購入することができます。
航空券の選び方
どうやって購入すればよいのか
航空券を購入する手段は色々ありますが、購入方法とそれぞれの特徴に付いて知っておきましょう。
空港の券売機で購入
旅行当日に空港に行って券売機で購入します。
満席ですと、乗ることができなく、割引も何もありませんので突発でどこかに行かなければならない時以外はこの方法はおすすめできません。
旅行会社で購入
旅行会社は、大型スーパーや小型のスーパーと今はどこにでもテナントが入っていますので、そういった所から購入する方法があります。
旅行の日程と区間を伝えれば、その日の航空券を提案してくれます。
支払いは現金でもクレジットカードでも支払いすることができますので、その場で支払いを済ませると、eチケットを発券してくれますので、それが航空券になります。
旅行会社では、主にPEX航空券か格安航空券を取り扱っていますが場所によっては格安航空券を売っていない場合もあります。
旅行会社からですと、旅行会社への手数料がかかりますので航空券とは別にいくらか支払わなければなりません。
インターネットで購入するのが不安な人は旅行会社で購入しても良いですが、個人的にはムダな手数料が発生してしまいますので余りおすすめはできません。
電話で予約をする
電話で各航空会社に電話して予約をする方法もあります。
航空会社ですので、正規航空券かPEX航空券になりますが、PEX航空券を売るのが一般的です。一応確認しておく方が良いです。
電話越しでもクレジットカード決済ができますのでクレジットカードで支払う人は電話越しでクレジットカードの番号を伝えましょう。
クレジットカード払いが嫌な人は、コンビニ払いもできますので、予約の際に伝えておきましょう。
インターネットで購入
飛行機に乗り慣れている人はほぼインターネット購入しています。
JALかANAのホームページから、PEX航空券を購入するか、格安航空券の販売サイトから格安航空券を購入するパターンです。
画面に従って入力していけば簡単にできますので
スマホからでも簡単に申し込み予約ができますのでこの方法が最も手軽に安く購入できるのは間違いありません。
支払いはクレジットカードやコンビニ払いとなりますので好きな方で支払いを済ませましょう。
その後はメールで連絡がきます。eチケットもメールできますので当日は忘れずに持っていきましょう。
航空券の購入方法
航空券を購入するまとめ
航空券にも種類があり、これぞれ違ったサービスを提供しています。
価格が安いということは魅力的ではありますが、キャンセルした場合なんかは不利になってしまうという欠点も持ち合わせています。
旅行は宿泊費と飛行機代が最も出費する要因となりますので、できるだけ安い航空券を購入して、ういたお金を旅先で使った方が良いですね。